inLabソフトウェア18.0への最新のアップデートによって、機能範囲とソフトウェア操作が改めて大幅に最適化され、適応範囲がさらに広がるとともに、歯科技工所での製造工程がさらに効率化されます。
新たな実施フェーズ
- 実施手順メニューが削除され、より直観的なワークフローに
- 1画面で症例の全詳細を設定
- すべてのアプリを統合(部分フレームワーク、スプリント、アトランティス)
- 単歯要素はブリッジと併せることが可能
- ブリッジはコネクターを削除して分割可能
実施フェーズ ブリッジ修復物 - ビデオチュートリアル
シロナコネクト:ラボからラボへ
シロナコネクトを介して、inLabソフトウェアから直接、inLabスキャンデータまたは完成した修復データをある技工所から別の技工所へ転送します。
- 生産能力および外部のノウハウの利用を拡大
- 技工所間での設計サービスのやり取り
- シロナコネクトを介してオーダーベースのチャットが可能
- 別個のクラウドサービスなどにかかる追加費用なし
- inLabソフトウェアにより、アトランティスにおける患者さん個別のソリューションに直接アクセスして、デンツプライシロナのアバットメントおよび上部構造を設計し、製造することができます。
アトランティスワークフローの統合
アバットメントおよび上部構造症例のアトランティスへの送信工程を簡易化しました。
inLabソフトウェア18.0の実施フェーズ内で、アトランティスの修復物を選択するだけです。実施フェーズではアトランティスのFLOを選択することができます。
スキャンと模型の計算が終わった後、ラボtoラボコネクションを介してアトランティスにファイルを送信します。その後、アトランティスウェブオーダーでオーダーを完了するためのEメールが届きます。アトランティスのサイトは、シロナコネクトポータル内で技工所として設定されています。
設計フェーズ
inLab CADソフトウェア18.0では、設計フェーズをより論理的な手順に分けています。フォームツールの他にシェイプツールも統合されました。
新たな設計フェーズ/ワークフロー - ビデオチュートリアル
設計と機能を効率的にサポート
通常のプレパレーション用歯肉要素
通常のプレパレーションでのブリッジ用に、歯肉要素を選択できるようになりました(実施フェーズではインプラントブリッジ用に選択できます)。
歯肉ブリッジ用マルチレイヤー
解剖学的構造上のブリッジを、歯肉要素のフレームワークと、各要素が連結または分離したベニアリング構造に分割します。いずれのパーツも、異なる材料から製作することができます。
歯牙シェード
CEREC Omnicamにより採得し、シロナコネクトを介して転送したデジタル印象について、inLabソフトウェアによりカラー情報を表示できるようになりました。
1:1 コピーモード
1対1コピーモードでは、修復物のあらゆる構造をオリジナル通りにコピーして、最終修復物に転送することができます。これにより、かなりの作業時間を節約できます。既存の長期暫間修復物を正確に最終修復物に移す場合、特にジンジバエレメンツを伴う大型のブリッジやインプラント症例に適しています。どのようなアタッチメントの構造でも正確にコピーできます。
模型(模型アプリ)
inLab CADソフトウェア18.0の新機能として、技工所でデジタル印象データから、可撤式ダイまたは非可撤式ダイによる模型を製作できるようになりました。
古典的な全顎模型、インプラントアナログ付きの模型*のいずれも設計することが可能です。設計ツールを用いて、各タイプの模型に対し別個の歯肉マスクを製作することができます。
* インプラントモジュールが必要です
ダイを製作するには、既存のプレパレーションマージンをinLabソフトウェアから転送するか、手動でアプリに入力します(隣接歯を取り外せる場合)。可撤式または非可撤式ダイのフィットは、個々に調整することができます。
インプラント模型の場合、選択したデジタルインプラントアナログが、模型に適合するよう自動で計算され、ソフトウェア上で可視化されます。
様々な咬合器の支持ピンおよびバーを模型に追加して、編集することができます。**
** Vertext/セラムコの咬合器など
模型を最終化する際に、個別の模型ラベルを作成することができます。完成した模型データはエクスポートして、例えば、院内の3Dプリンターにより製作したり、一元的に製作したりすることができます。
模型アプリによるブリッジ模型の製作 - ビデオチュートリアル
模型アプリによるインプラント模型の作製 - ビデオチュートリアル
inLab CAM SW 18.0 - 完璧なワークフローのために
アーカイブ機能
製作済みの修復物や使用済みのブランクは、手動または自動工程により保管することができ、いつでもアーカイブから元に戻すことができます。
材料の再利用
何らかの理由で修復物の製作が中断されたものの、修復物がミリング済みとして設定されている場合は、マウスの右クリックメニューで以下の2つのオプションを利用できます:
- 「新規」として設定し、再度修復物を製作します。修復物を再度、まったく同じ配置で製作することができます。
- 修復物を「ブランクから除去」して、ディスクの使用済みエリアを元の状態に戻すことができます。
新たなピンツール
ピンの上でマウスを左クリックすると、ピン全体を捕捉して移動することができます。
「ピンの追加」から「ピンの削除」に機能を切り替える必要はなくなりました。
複数のピンを選択する場合は「CTRL+クリック」、すべてのピンを選択する場合は「CTRL+A」、削除する場合は「DEL」と、ショートカット操作が役立ちます。
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